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西陣織について
紋意匠図 シリーズ 西陣に生きる

 紋意匠図あるいは指図(さしず)ともいう。すなわち織物の設計図のようなもので、卦紙(けいがみ)という一種の方眼紙へ、現物の図案を引きのばして色別にかき直したもの。方眼紙の桁の一コマが経(たて)糸、緯(よこ)糸の一本にあたる。完成した紋図は紋彫業者へ回されジャカードのもっとも特徴的な仕掛けとなる小さな円孔があいた紋紙に生まれかわる。

 図案家が自由にかき上げた図案を生かして織物に織りやすいように工夫をこらすのが紋屋さんのウデ、しかもネクタイ、帯、着尺などそれぞれ織物の構造がちがうからそのウデの振いようも細かい神経が要求される。

 卦紙はタテヨコ一寸の間を八分割した線が引かれて基本となっているが、目の荒いのを和図卦紙、目の細かいのを洋図卦紙といい、帯は和図、着尺は洋図が主として使われる。また卦紙は和紙が最高だが、コスト高で最近では洋紙が多く、組合の決めた方眼の銅版を印刷屋にあづけて印刷させている。

 図案は普通一コマものなら約四倍前後に拡大されるが、卦紙は大きさが約32センチ×23センチなのでジャカードの口数によってはりあわせる枚数がきまり、大きいものでは四、五十枚になることもある。

 ところで紋図のつくり方をもう少し詳しく説明すると、(1)図案をみて卦紙を適当な大きさまではりあわせる、(2)拡大鏡で図案を卦紙の上に拡大投影しエンピツで型をとる、これをマワシをとるという、(3)絵具で彩色する、(4)マス目にあわして色を塗りつぶす、これをハツリという。仕事はそれぞれ分業でハツリは特に年期のいったベテランが担当する。年期といえば、簡単なところの塗りつぶしから技を習って一人前になるのに最低七年から十年はかかるという根気がいる仕事である。

(平成2年10月号)

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