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西陣織について
杼屋(ひいや) シリーズ 西陣に生きる

 経糸の間に緯糸を通すのに用いる道具。木、または合成樹脂製で舟型につくられ、中央をくり抜いて緯糸を巻いた管を納めるようになっている。側面に陶またはガラス製の輪をはめ込んだ細い糸口があり、そこから緯糸が引き出されて経糸の間をくぐる。

 大きさ、型とも様々で、材質としては力織機用の合成樹脂製と手織用の木製のもの、型は、無地部分を織るための”ハジキ杼(飛杼)”、金襴、丸帯などを織るための”手越し杼”、綴や唐織の繍取り”小杼(すくい杼)”などに大別される。

 手機用の杼づくりは、七十もの工程を要する手仕事である。樹齢百年以上の樫の丸材を十年以上寝かせ、使い手の注文に合うよう二〜三日がかりでつくりあげる杼は、使えば使う程手に馴染み、光沢を増し、一丁が少なくとも二十年、小杼などになると三代はもつというもの。

 大正頃には西陣に十二、三軒あった杼屋も、今では二軒だけとなった。手機の減少に伴って新調注文は少なく、修理がほとんどだという。

 ”織り手の命”ともいわれる杼であるが、毎日毎日坐り続けて、使い手の注文に応じられる杼が出来るには二十年かかるというこの仕事、しかも採算の合わない杼づくりを受け継ごうという人は、今誰もいない。

(平成2年11月号)

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