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西陣織について

シリーズ 心を継ぐ 技を継ぐ21世紀、西陣織に生きる。 紋意匠 野田拓彦さん

生涯、勉強やで。と先輩に言われます。

紋意匠いうのは、紙に書いた図案を織物にするために、どういうふうにすればいいものができるのか、を考えて、意匠図に移し変える、いわば織物の設計図のような仕事です。織屋さんはその意匠図を見て、色糸の配色を確かめながら、織っていくわけです。ウチはもともと紋彫をやっていたんです。

コンピュータ化で、技術を残す。

僕は三代目ですけど、親父の時代には手彫からコンピューターへと変わっていきました。子供の煩から、手彫のガチャガチャという音を聞いて育ったんです。僕はコンピューターになってから、この仕事を始めました。でも、昔からの意匠図や紋彫の作業を知らないと、コンピューターもわからないんです。親父は手彫の方が優雅に、気分も楽に、仕事を楽しみながらできたと言います。

コンピューターになって、仕事のスピードも、そら全然違うし、コンピューターだからできることも増えました。でも、コンピューターになって、昔からの紋の技法や知識が失われようとしているのも確かです。その伝統の紋意匠という仕事を守っていくのが、僕ら後継者の使命やと思ってます。僕が所属する紋意匠組合の青年会でも、勉強会など開いて努力しています。

自分だけのオリジナルな柄が作れる!技を生かして、他業種へ拡大・提案。

織屋さんと一緒にものづくりをしてゆきたい。

織屋さんと絵描きさんと、僕ら紋屋でどんどん話し合って、新しいものも作ってゆきたいんです。

オリジナルな素材や柄を提案できるのは紋意匠の特長ですから、この技術を和装だけでく、いろんなアイテムに生かせるんじゃないか、他の産業とのドッキングも含めて、紋意匠の技術的な面からの逆提案。僕ら、青年会ではそんなことも話し合っています。

僕たち世代のきもの、形に縛られなくてもいいと思う。

きもの好きですかって、若いコに聞いたら、たいていの人は好きという。なのに、きものはきまりごとがあるし、着付けや取り扱いもむつかしい。でも、そのむつかしいというイメージをなくすことが必要やと思います。

腕まくりしてもええ、厚底ブーツでもかまへんやないか、もっともっとファッションとして取り入れたら、着る楽しさが出てくるのとちがうかなァ。

(お話し、野田拓彦さん)


コンピューターグラフィックスによる
製紋。フロッピーディスクを使って
織物情報を指示する。


柄の構成や配色を、絵具などで
表現した図案。


紋意匠図に基づいて、経糸の上げ
下げを指令する穴をあけた紋紙。


コンピューターのモニター画面に
織物情報を入れる。


キーボードで入力。

【野田拓彦さん】
西陣意匠紋紙工業協同組合
青年会幹事長(野田紋工所)

(平成13年4月号)
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