ページの先頭です。
メニューを読み飛ばして、本文へ。
西陣.COMトップへ English サイトマップ
「西陣」とは? 西陣の歴史 西陣織について おびなび
西陣.COM資料室 リンク お問い合わせ
西陣織会館
ここから本文です。
西陣織について

シリーズ 心を継ぐ 技を継ぐ21世紀、西陣織に生きる。 綴織士 岡本真紀子さん 絣お召織士 平林久美さん ビロード織士 藤井将人さん

日本の代表的な織物・西陣織には、綴(つづれ)、絣(かすり)、ビロードなど、さまざまな織技法があります。西陣織会館で西陣織の実演をしながら、伝統の技法を学んでいる若い織士の皆さんに、西陣織の魅力や将来への夢などを語っていただきました。

西陣織に魅せられて…

歴史ある綴の美しさをお客様に知っていただきたい。

 綴織士・岡本真紀子さん

この仕事に就いたのは、手に職をつけたいと岡山の大学で染や織を学んでいたとき、西陣織会館にも来ることがあり、卒業制作について相談したのがきっかけでした。綴は文様それぞれの部分を、緯糸(よこいと)で経糸(たていと)をつつみ込むようにして織る細かい織技法。文様が複雑であったり色糸の数が多くなるほど、高度な技術が必要になってきます。

また、技法そのものが緻密であるため無地も難しく、この仕事を始めてまもなく二年になりますが、知るほどに奥の深さを感じます。でも、僅かずつでも上達していくのが楽しいし、帯や織額のほかに、いろいろな作品を手がけてみたいです。

残念な点は、私の作業を見てお客様が「刺繍をしているの?」と言われるなど、綴の認知度が低いことです。少しでもお客様に綴を知っていただけるよう、お手伝いできたらと思います。

目標は、自分が納得できる「衣」の追求。

 絣お召織士・平林久美さん

もともと織物に興味を持っていた私は、テキスタイルスクールでその存在感にさらに魅せられ、自分でもやってみたいという思いが一層強くなりました。今織っているのは、絣お召です。「括り」と「はしご」の二つの工程によって文様をつくり出した西陣の経絣(たてがすり)に、お召緯という緯糸を通して織物に仕上げてくのが私の仕事です。

昨年の四月から始めたばかりですが、文様や糸の種類によるさまざまな風合いの変化があり、興味は尽きません。「何をしているんですか」と問いかけてくださるお客様との会話も楽しいものです。

ここで学んだ技術を基に、自分が納得できる「衣」を追求していくことが私の目標です。今はまだ学ぶことだらけですが、伝統の技を学ぶことは未来に生かされると思います。

若い職人たちが力を合わせ西陣織の可能性を追求。

 ビロード織士・藤井将人さん

大学卒業後、イベント会社に勤めていたのですが、イベントが終わるとモノを壊すというのに馴染めず、形に残るものがつくりたいと転職しました。ビロードは経糸を二重にして、一定の間隔で針金を織り込み、織り上がった後、針金の上の経糸を切るとそこが起毛して独特の風合いの布になるという織物です。やり始めて日が浅いのですが、やっと緯糸を織り込むタイミングがわかり、また、ビロードの線切りも何とかできるようになりました。

熟練の大先輩から伝統の織技術が学べるし、お客様との応対も好きですから、この仕事に巡り合えたことは非常にラッキーでした。幻化しつつあるビロードや絣に興味があり、実力がついたら自分の工房を持ちたい。そして、若い織士たちによって、織の世界に新しい可能性を見出していけたらと、想いを膨らませています。

(平成14年3月号)

藤井将人さん

経糸に、針金を織り込む。

岡本真紀子さん


独特の爪かきで文様を表現。


岡本さんの爪はノコギリの歯の
ようにギザギザだ。


平林久美さん


織上げられたお召絣。


お召緯を通して織物に仕上げる。


線切りをして、毛羽立った
ビロードができる。

戻る
トップページ「西陣」とは?西陣の歴史西陣織についておびなび西陣織会館西陣.COM資料室リンクお問い合わせEnglishサイトマップアクセシビリティについて
Copyright (C) 1997 - 2014 Nishijin Textile Industrial Association. All rights reserved.
バナー広告(広告をクリックすると外部サイトへリンクします)