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西陣織について
金襴の技術

「金襴」という織物を見たことがあるだろうか?その名前からは金を贅沢につかった豪華な織物を思い浮かべるかもしれない。もちろんそういうものもあるが、西陣では金を使わない「無金物(むきんもの)」と呼ばれる織物も含めて「金襴」と呼んでいる。「わびさびを出した織物」から「豪華絢爛な織物」まで和の神髄を味わうことができる、それが西陣織の金襴なのだ。

では、その「金襴」が、どんな製品になるのか。代表的なものは、掛け軸の土台となる「表装」、人形に着せる「人形の衣装」、お坊さんが身に着ける「袈裟・法衣」等々。以下、簡単に紹介していこう。


● 表装裂(ひょうそうぎれ)

表装とは掛け軸の土台になる部分に使われる生地のこと。書物や絵をよりよく見せるために、過度に主張しないわびさびが重視される。そのため本金でも輝きを抑えたものが主流で、金には通称「錆箔(さびばく)」「砂子箔」が用いられる。

名物裂(めいぶつぎれ)

文様の名前も多彩で、さまざま茶人に愛された名物裂(めいぶつぎれ)などには、その茶人の名前がつけられる。


● 人形(にんぎょう)

西陣金襴はひな人形の高級衣装として広く愛用されている。表装とは異なり、華やかに人形を盛り立てる輝かしいものが好まれ、金も通称「光箔(ひかりばく)」が用いられる。

人形用裂地

ひな人形の衣装でももっとも高級とされる西陣金襴。人形の顔だけでなく、織物からその価値が分かるほど人形づくりの重要な一部分である。


● 袈裟(けさ)

宗教、宗派により階級や着る衣装、色使いや紋が異なり、高度な知識を要する金襴。深い知識と伝統的な技に裏打ちされた一品ばかりである。袈裟も表装とは異なり、輝かしい金・銀と多彩な色が入り、縫取りすくい等高度な技術が使われている。

法衣

1つの織物に30以上の色が入る場合や、織物をキャンパスに絵画調のものも織られている。


西陣織証紙
西陣にて出荷される西陣金襴にはすべて証紙が貼られ、どの織屋が織ったものかが分かる。
金襴生地
紀元前は金を貼ったり、薄く伸ばして編み込んでいたが、中国にて紙に漆等を塗り金箔を貼って補強し織り込まれるようになった。
本金別織
本金を用いた金襴には必ず「本金別織」と織り込まれる。他にもプラチナ、銀なども同様に織られる。

これらのうち、特に手の込んだものは西陣でしか織ることができないものも多い。なぜなら西陣の金襴は、代々、親子にうけつがれ培ってきた文様と多彩な色使いが特徴だからだ。金襴に表現される模様は「シルクロードを経て伝来された正倉院の品々を模倣したもの」、「大名・有名茶人が好んだ名物裂」、「宗教・宗派・階級ごとに決められた紋」などで、一朝一夕には真似ができない。それは、それぞれ用途に合わせた綜絖、色を無数に表現できる糸を染める技術、金糸平箔の製造技術が集積している西陣だからこそ為し得る技なのだ。
さて、用途があまり一般的ではない事もあり、なかなか製品に触れることができない方も多いかもしれないが、京都・西陣織会館では金襴で作られた製品やはぎれも常時置いてあり実際の織物を手にすることができる。また、毎年10月に西陣織会館で開かれる「西陣夢まつり」や毎年12月に東京ビッグサイトで開催される「繊維見本市ジャパンクリエイション」などでは、新開発の製品の展示も行われている。

伝統を育みながら、それを活用した新たな文様、新たな用途への挑戦を続けている、そんな西陣金襴をぜひ手に取ってみていただきたい。

「繊維見本市ジャパンクリエイション」
過去の出展製品はこちら(金襴青年部紹介ページ)

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